

本住宅は「信州健康ゼロエネ住宅」。
高断熱性能と自然エネルギーの活用により、省エネ・創エネを両立しています。
この制度では「県産材の利用」と「伝統的な大工技能の活用」が推奨されており、当社では自社の山で育てた木を自らの手できり出し、建材として利用しました。さらに、ドアや窓枠などの細部まで大工の手仕事で丁寧に仕上げ、確かな技と温もりが感じられる一邸となっています。

ご家族が増えたことをきっかけに、新たに約40坪の平屋を新築されたお施主様。
リビング・寝室・子ども部屋と、暮らしやすさを追求したシンプルな設計です。

「せっかく木の家にするのだから」と、天井にはさわらをしつらえ、ケヤキの梁をアクセントに。床や構造部分には、檜を多く用いました。
土台は、腐りにくく耐久性の高い栗の木を自社の山からきり出して使っています。
木の性質を知り尽くした大工が一本一本の木を見極め、伝統的な「墨付け」で印をつけ、「手刻み」で丁寧に加工。
機械では再現できない、微妙なかみ合わせを生かし、強さと美しさを兼ね備えた木組みに仕上げました。

リビングの一角には、畳スペースを設けました。
現代の暮らしに日本の伝統が溶け込む、心地のよい空間です。

冷暖房には各所にパネルヒーターを採用。
不凍液の循環による輻射熱で、やさしく室内を温調します。空気を汚さず、小さなお子様にも安心。
壁内にはボード状の断熱材の代わりに、職人が綿状のグラスウールを手作業ですき間なく充填。
繊細な素材のため、厚みや密度を均一に整えるには細やかな調整が欠かせません。
丁寧な仕事が高い気密性を生み出し、快適な室温と省エネ性能を支えています。

寝室には窓を設け、明るい光が差し込む空間に。
中央で間仕切りできる造りで、お子さまの成長に合わせて2部屋としても使える柔軟な間取りです。

キッチンは奥さまこだわりのアイランドタイプ。
畳スペースで遊ぶお子さまの様子を見守りながら炊事ができる、家族に優しい設計となっています。

太陽光発電による創エネで、年間のエネルギー消費を最小限に抑える「信州健康ゼロエネ住宅」。
日中に発電した電気は蓄電池にためて、必要なときに活用できる仕組みです。日中外出が多いご家庭でも、無駄なく電気を使えるよう工夫されています。